水筒ってどんなものを選んだらいいの?部活やクラブ活動における水筒選びのヒント
- ミカンスキー

- 10月20日
- 読了時間: 7分

部活やクラブ活動をする子どもたちにとって水分補給はとても重要です。水分補給をする水筒には様々な種類があり、部活ママたちも結構悩んでいるとお話を聞きます。
そこで今回は、部活やクラブ活動における水筒の選び方を、アスリートのコンディションを考えるスポーツ用品店『シールドスポーツ』が解説していきたいと思います。
1. 近年の猛暑
地球温暖化の進行とともに、夏の気温上昇は顕著です。2025年夏(6月~8月)の日本の平均気温は、統計開始(1898年)以来最も高くなり、平年より2.36℃上昇しました。私たちシールドスポーツのある静岡県浜松市においては、最高気温が30℃を超える真夏日の日数は71日、最高気温が35℃を超える猛暑日の日数は13日と、6月~8月の92日中で84日(91.3%)と、非常に暑い日が続きました。
この暑さは異常とも思えますが、温暖化が進行する中、今後も上がっていく可能性が高いと言えそうです。

2. 水分補給の必要性
暑さにより引き起こされる問題としては熱中症がまず挙げられます。熱中症を防ぐためには、体温上昇を防ぐことが肝心です。涼しい場所でスポーツをすれば問題ありませんが、部活動やクラブ活動を行う場所を考えると当然のことですがクーラーの効いた施設で…というのはなかなか難しいですよね。
そう考えると体温上昇を防ぐための水分補給はとても重要となります。一般的に水分補給と言うとスポーツをしている最中に行うイメージがあるでしょう。しかし、本当は体温上昇する前から適切な水分補給をすることで、体温上昇を緩やかにしていくことが必要なのです。体温の急激な上下を防ぐことは、スポーツのパフォーマンスや判断力の向上にもつながるでしょう。

3. スポーツの水分補給にはどんな水筒を選ぶのがいい?
部活やクラブ活動などのスポーツをする前の水分補給を含め、子どもたちは運動中、頻繁に水分補給をする必要があります。ある調査では、スポーツ少年団で2時間半程度の練習中に1リットル以上の汗をかくことが分かりました。汗をかいて抜けた水分を補うためには、当然のことですが1リットル以上の水分補給が必要になります。ということは、最低1リットルが入る水筒を選ぶのがまずは基本だと思ってください。
野球やテニス、サッカーや剣道などをする子どもたちにとって、道具と1リットルの水筒を一緒に持ち運びするのはなかなか大変ですよね。そのため、1リットルの容量が入りかつできるだけコンパクトで軽い水筒を選んであげるのがいいでしょう。

4. 温度も気にして選んでください!
スポーツをする時の水分補給では、いかに子どもたちが心地よく冷たい飲み物を飲むことができるかが重要です。保冷効果のない水筒では、水がすぐにぬるくなってしまい、積極的な水分補給が難しいですよね。お家から練習場所への往復と練習時間を考えると3時間は冷たさを保てる機能が必要です。
また、だからと言って冷たすぎるのはNG。スポーツをする時には、5℃から15℃の温度の水分を補給するのが良いんです。例えば、ステンレスボトルに氷を入れたスポーツドリンクなどは、時間が経つと冷たさは持続しますが、飲んだ時にあまりの冷たさで、喉に痛みを感じたり、喉が閉まったりする感じがして、飲みにくいことがあるでしょう。この冷たさは「十分な水分補給」や「胃腸への吸収」に悪影響を及ぼし、運動パフォーマンスに影響を与えます。
もし、ステンレスボトルを選ぶのであれば、使う際の氷の量は調整してあげてください。どうしても長時間冷たいものを飲ませてあげたいという優しい親心から、氷をたくさん入れてしまいがちですが、それは止めてください。ステンレスボトルを使用する場合には、氷を入れず、冷蔵庫で冷やした適温の飲み物を入れることがおすすめです。冷蔵庫で一晩冷やした飲み物は、ちょうど5℃前後の適温になります。最近のステンレスボトルは機能性が高く、長時間冷たいままの状態をキープできます。ただ、重量が少し重いのがネックかもしれませんね。

5. スポーツの水分補給と言えばスクイズボトル
スクイズボトルとは、ボトル本体を握る(スクイーズする)ことで、中の飲み物を押し出して飲むことができるドリンクボトルです。スポーツ中の水分補給に特化していて、本体が柔らかく手にフィットする素材で作られているのが特徴です。ステンレス水筒のようにフタを開け閉めする必要がないので、スポーツ中でも手早く簡単に水分補給ができます。サッカーやバスケの試合中に選手たちが水分補給している水筒、まさにあれがスクイズボトルです。
スクイズボトルについてよく言われるのが保冷効果です。「暑かったらどんどんぬるくなってしまわない?」と。確かに通常のスクイズボトルは外気温により徐々にぬるくなっていってしまいます。朝出掛けるときに水筒を持っていき、1日スポーツをして帰ってくる子どもたちには向かないかもしれませんね。
一方、スクイズボトルは試合中の水分補給もそうですが、プロポリピレンやポリエチレンなどの軽い素材でできており、落としても変形しにくいという特徴があります。そう考えると、子どもたちが持ち運びしやすいという利点はありますよね。

6. 進化したスクイズボトル「シールドボトル」
当店(シールドスポーツ)は、アスリートのコンディションを考えるスポーツ用品店です。私たちが扱っているスクイズボトル「シールドボトル」は、スクイズボトルの進化系です。
当店のスクイズボトルは、断熱効果の高い素材でカバーされている保冷スクイズボトルです。よくある保冷カバーは、断熱材であるウレタンを挟み込んだだけのタイプが多く、またその厚みも薄いものが大半です。当店のスクイズボトルを覆う保冷カバーは4層構造。断熱材は約4.5mmと厚く、さらにその断熱材の両面をアルミで挟んでいます。アルミ材は、太陽の輻射熱を反射してスクイズボトル内の飲料の温度上昇を防ぎます。当店のスクイズボトルはサッカーのピッチで使われることを前提に、太陽の熱に強く、そして保冷効果を持続させるための構造を採用しています。
そのため、飲み物を飲み頃の温度に保ち、氷を入れても急に冷たくなったり、ずっと冷たいままになったりする心配はありません。当店のスクイズボトル「シールドボトル」を使用すれば、約3時間、5℃から15℃のスポーツするときに最適な水温を保ちます。部活動や試合中に体が最も水分を吸収しやすい温度で水分補給ができます。冷たすぎずぬるすぎず、快適に十分な水分を摂取できます。
また、当店のスクイズボトルはポリエチレン製で、重量も1リットルの容量で225gと、とても軽いのが特長です。同容量のステンレスボトルが約500gであることを考えると半分以下の重さです。

7. まとめ今回は部活やクラブ活動における運動時の水筒の選び方を、近年の気候変化と合わせて紹介してきました。最終的に自社商品をおすすめするような話になってしまいましたが(汗)、当店のスクイズボトルはおすすめです。使い方によってはステンレスボトルも良いのですが、子どもにとっては冷たすぎることと、重さがネックかもしれませんね。
そうそう、冷たさと言いましたが、最後にもうひとつ。水筒選びの際には夏だけではなく冬のこともお考えください。通常は真冬のスクイズボトルは、気温が下がると中の飲み物の温度まで下がります。第三者機関に依頼した試験結果によると、外気温が0℃の場所に3時間さらされた常温の水は、1℃近くまで温度が下がっていました。一方、同条件におけるシールドスポーツのスクイズボトルの水温は約8℃と、冬でも飲みやすい温度をキープしていたというデータもあります。夏でも冬でも使えるシールドボトル(スクイズボトル)。ぜひ、子どもたちの水分補給に役立ててください。
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